整理収納アドバイザー河合善水の「整理収納との出会い」と「整理収納を伝えたい想い」

 

 

長文ですが、ぜひ読んでくださいね。

 

 

 

小学生の頃から間取り図を描くほど「家」に興味がありました。

大きな家に憧れがありました。 

 

 小学生の頃から手芸が好きでした。母が器用だったので、影響を受けていたと思います。

 

 

中学生になって遊びに行った友人のお部屋が白一色の女の子らしい整ったお部屋だったことに衝撃を受け、

自分の部屋を整えるようになったのを鮮明に覚えています。

それまできれいな子供部屋を見たことがなかった私は、「子供部屋は散らかっているもの」だと思っていたからです。

 

 

高校生の頃から読み始めたan•anやnonnoなどのファッション誌。

インテリア特集のページが大好きで、いつか素敵なお部屋に住みたいと、雑誌をスクラップしたり、雑貨屋さんを見て回るようになりました。「雑貨屋で働きたいな~」と夢見るようにもなりました。

当時は古い借家に住んでいて我が家は砂壁の和室でしたので、憧れが強かったです。

 

 

19歳のとき、母が家を新築してくれました。

一緒に間取りを考えて、家を作り上げていきました。

自分が考えた間取りを建築士さんに褒めていただき、形になったのが嬉しかったです。

 

それまで古い借家でインテリはガマンの生活だったので、念願のきれいな個室が手に入り、アルバイトで得たお金で無垢のパイン材の家具を買い揃え、ナチュラルな雑貨で部屋を飾るようになりました。

少ないお金でいかに素敵なお部屋にするか…。

カーテンを作ったり、リサイクルショップで買った家具をペイントしたりして工夫するようになりました。

 

 

 

この頃から友人の影響でフランス映画を見るようになり、フランス人のセンスのいい生活に影響を受けるようになりました。

 

 

家族や友人と楽しむ食事風景の温かさ。

人と比べない、自分らしいおしゃれを楽しむセンス。

シックでカラフルなインテリア

新しいものと古いものの共存。DIY。

 

 

中でも一番心に響いたのは、お庭やベランダで食事やお茶を楽しむ姿でした。

 

 

 

日々の生活はつつましく、年に1度のバカンスでは、ゆったりとした時間を自然の中で思いっきり楽しむ。

 

たくさんの映画から様々なことを学び、憧れるようになりました。

 

 

 

看護学校を卒業後、看護師として内科病棟1年、精神科病棟で3年働きました。

家で当たり前の暮らしができること、未来に夢を描けることが、実は1番幸せなことだと、患者さんを通して学びました。

 

 

それまでの私は、母子家庭だったのもあり、自分に不足したものばかりに目を向けて生きていました。

隣の芝生は青く見えていたのです。

 

 

しかし、沢山の患者さんが見せてくれた生と死から、健康で、家があって、家族がいて、仕事がある、そんな当たり前だと思っていたことがとても恵まれていることなんだと価値観が大きく変わりました。

 

 

一方、就職して自由になる収入を手にしたことで、私はモノをどんどん買い集めるようになりました。

 

 

当時はまだインターネットが普及していなかったので、時々豊橋から名古屋に出かけては沢山のCDやレコード、本を買い集めたり、洋服をまとめ買いしたり、いつ使うかわからない雑貨を買い集めて満足していました。

 

 

「今買わないと次いつ手に入るか分わからないから」

「なかなか買いに行けないし」

「安かったし」 など、

 

今思えば無くても良いものを「所有欲」だけで買い集めていました。

 

母子家庭で物欲を満たせてもらえなかった反動や潜在的な寂しさから、買い物という行為で自分を満たそうとしていたんだと思います。それに気づけたのは、整理収納に出逢えたおかげです。

 

 

気づけば部屋がモノでいっぱいになり、棚を増設したり、収納を工夫してしまいこんだりと、休日や来客前には片づけに追われるようになっていました。

 

大好きなインテリアや雑貨を楽しもうと頻繁に模様替えやディスプレイ替えをするのですが、その度に四苦八苦するたくさんのモノたち。

 

でも当時はモノで心が満たしていたので、モノを整えて収納し、モノに囲まれて暮らすのが喜びでした。

 

 

 

 

27歳で結婚。

主人の住んでいた名古屋のアパートで暮らすようになりました。

 

 

主人は美大出身で油絵を描いたりDIYが好きなので、1人暮らしにしてはモノが多めでした。

 

心優しい人なので、私が持っている沢山のモノたちも一緒に引っ越すことを快諾してくれ、アパートはモノでいっぱいになりました。

 

 

お掃除と片づける行為は好きなので、大きな本棚コーナーを作ったり、大量のCDを飾りながら収納したり、主人にジャストサイズの棚を作ってもらうなどして、部屋の大きさの割に沢山のモノを収納して暮らしました。

 

その後洋裁を学び、本格的に洋服作りをするようになり、道具や材料がさらに増えました。

 

お料理やお菓子作りの道具や本も増えて行きました。

主人のDIY工具や材料も増え、写真も増え、読書好きの私たちは本も増え続け・・・。「読んだ本は自分を築き上げたものだから」と大事に保管していたので、本だけでも大量でした。

 

 

 しかし、

 

「私たち、モノが多すぎるね」「でも使うもの、役立つものばかりだもんね」

 

とだんだん話題に出るようになりました。 

 

 でも、それはアパートが狭いからで、マイホームを建てて家が広くなれば改善すると思い込み、「早く家を建てたいね」と言ってました…。

 

 

その後引っ越しを2回経験しましたが、段ボールの数を見て、私自身「これは多すぎるのでは?」と痛感し、引っ越し屋さんに聞いてみると、2人暮らしなのに4人家族分ほどのモノの量だと言われました。

 

 

その頃インテリアコーディネーターの勉強を始めていたので、興味が沸いて整理収納アドバイザー2級を取得。

 

整理収納の基本を学ぶことで、少しずつ使っていないものを手放すことを始めましたが、こだわりを持って買い集めて来たモノが多かったこと、相当なお金をつぎ込んでいたことから、簡単に捨てたりあげたりすることができず、面倒なネットオークションに出品することを頑張りました。が、売れないと元に戻してしまっていました。当時古民家に住んでいて収納力がかなりあったため、モノは収まり生活に支障が無かったのです。

 

 

2009年子供が生まれ、これまでのように自分のペースでコトが運ばなくなるようになり、「効率」や「動線」を考えるようになりました。

 

子供がハイハイをし始めた頃、名古屋から豊川の今の家に引っ越したため「どうしたら使い勝手のいい、快適な部屋づくりができるか?」「どうしたら子供に触られたくないものを使いやすく収納できるか?」そればかり考えながら、山のような段ボールを開ける日々でした。

 

手伝いに来てくれた友人が段ボールの数を見て「こんなにモノがあったの!?」と言った言葉に恥ずかしくなり、私の片づけスイッチがONになり、整理収納の講座に通うようになりました。

 

 

 

まずは、「どう暮らしたいか」考えました。

 

・この家でどんな風に暮らしたいか?

・どの部屋で何をしたいか?

・自分の行動パターンや1日の動線はどんな風か?

・よく使うものをどこに置いたら使いやすいか?

 

 

そんな風に考えながらモノの配置を何度も工夫・改善を重ねました。

 

当初3年間だけ住む予定、と思って引っ越した関係上、長期的な計画が立てられなかったため、「まずは3年間の暮らし」を考えました。

 

 

手持ちの、サイズがバラバラの手づくり家具たちを組み合わせながらも、お金をかけない方法で工夫したり、なければじっくり計画を立てて使い勝手のいい家具を作ったり、買う場合はサイズを測ってじっくり探し、慎重に検討することを意識するようになりました。

 

それまでは感覚で買っていた収納用品もきちんとサイズを測って、何度もお店に足を運び、納得してから買うようになりました。たとえ100円ショップのものでも。

 

 

安いものこそ安易に買わない。面倒でも1つのモノを買うのに何度も考えてみる。

そうすることで、我が家にぴったりのモノを持てた時の喜びが増し、モノを大事に使え、ありがたく感じるようになりました。今までいかに無駄遣いをしていたかも痛感し、お金をより大切に思うようになりました。

 

 

時間をかけて、考えて考えて作った収納スペースに使うモノから順にモノを収めて行くと、入り切らないモノや、入れたくないモノが出るようになりました。

 

 

それらのモノを

「捨てる」「あげる」「売る」「別の場所で一定期間とっておく」とするうちに、だんだんとモノが減って行き、取り出しやすく使いやすくなっていきました。

 

 

「いる」「いらない」と考えると、こだわりを持って買ったモノが多い分「いらない」と思えるものはあまりなく手放せなかったのですが、

 

「使っている」「使っていない」と考えると、「使っていない」と思うモノがとても多くあることにより「よく使うもの」が取り出しにくくなっていることに気づきました。

 

「よく使うもの」「使いたい時にサッと出したいもの」を一番取りやすい場所に収納することを実践するうちに、「今自分が本当に使いたいものは何か?」「自分はどういうものが本当は好きなのか」が明確になってきました。

 

 

例えば食器。

器が大好きなので沢山持っているのですが、もったいないからと奥にしまっていた器こそ、本当は「今」使いたいと思っている自分の心理に気づき、ならばその器を取りやすい場所に移動しました。

 

 

例えばハンカチ。

私と主人のハンカチはそれぞれの洋服を収納している2階の寝室の収納棚に定位置があったのですが、私は子育てで1日のほとんどをリビングで過ごすため、よく使うハンカチはリビングにしまうことにしました。

これで子供を連れて外出するとき、わざわざ2階に取りに行かなくてもよくなり、すごく楽になりました。

洗濯物をリビングで畳むので、しまうのも楽になりました。

 

 

 

日々の生活の中でのモノと自分との関係に「不便さ」を感じたとき、それは整理収納をするチャンスだと思います。

 

 

人間は生きている限り、モノを使います。

 

モノを持って暮らす以上、整理収納をし続ける必要があるんですね。

 

そして、

「使いたい」という欲求は動物の本能ですが、「片づけたい」という欲求はそもそも本能にはないもの。

「片づけると次に使いやすい、住空間か心地よい」 と学習することで、片づけを必要性を体感し、身につけていける行動なのです。

ですから、整理収納は学べば誰でもできるようになるのです。

 

 

人が 食べて、消化して、排泄するように

モノも 買って(もらって)、使って、捨てて(譲って)、と循環がうまくできれば、家の中は整うんですね。

 

 

私自身、整理収納を学ぶことで生活が快適になり、詰まっていた心の汚れも取れて行き、徐々に楽に生きられるようになりました。

 

 

身近な友達にも

 

「片づけが苦手」

「家にいるのが嫌で、外出ばかりしてしまう」

「手づくりが好きだけど、家が汚いから楽しめない」

 

と言う人たちがいたので、そんな辛い想いを持っている方達が整理収納と出会うことで家を好きになってくれたらいいな、と思いました。

 

 

その想いから、2013年10月に整理収納アドバイザー1級を取得。

片づけに悩む方から次々相談をいただくようになり、お手伝いをさせていただくうちに、単に家が整うだけでなく、みなさんが想像を超える変化をされていくので、整理収納の奥深さに感動しました。

この感動を一人でも奥の方に伝えたい。誰にでもできるということを知っていただきたい。

そんな想いから、お仕事として活動をはじめた次第です。

 

 

 自分のモノと向き合うことは、自分と向き合うことです。

過去辛かった経験がある人は、自分のモノと向き合うと苦しいこともあると思います。

片づけ方を知らない人がひとりで頑張ると、うまくいかずに自信を失います。

 

片づけは、正しく学んで実行していけば、かならず誰でも片づけられるようになります。

ただし、苦手だった方にとっては、その道のりは決して短くはありません。

長年片づけが苦手だった方は、富士山を登るように、あるいはフルマラソンを走るように感じる方もいるでしょう。

登山をしたことがない人、マラソンをしたことがない人にとっては、一歩踏み出すことが苦しく、また登り出しても、走り出しても、すぐに挫折してしまいやすいと思います。

 

でも、コーチがずっとそばにいてくれたらどうでしょう?

疲れたら休んでもいい、辛かったらゆっくり歩いてもいい。

 

足を止めなければ、かならず山頂やゴールにたどり着けるんです!

 

 

富士山に登った人にしか見えない景色があります。

フルマラソンをした人にしか味わえない感動があります。

 

整理収納という山を一緒に登り、整理収納ができている暮らしの心地よさを味わいませんか?

 

様々な精神的効果・時間的効果・経済的効果があります。

 

片づけができない人はすごく損をしてるんです。

 

 

片づけるとどんないいことがあるのか、どうやって片づけたらいいのか、

ひとりでも多くの方に知っていただきたいです。

 

 

整理収納を学んでいただいた方の声をぜひ読んでくださいね。